親が子供のドーパミンを引き出して「万能感」を
まず親が「勉強は楽しい」と思い、子供に感染させるようにしましょう。
そして「ほめる」ことです。
人は何かにハマるときにドーパミン神経系が活発に動きますが、ほめられた時も同様にドーパミン神経系が反応します。
最初は机に向かっただけでほめる。そして5分でも10分でも勉強したらほめて勉強に心が向かってきたら、ほめる回数を減らしていきましょう。ある程度すぎるとほめられることに慣れてしまい、ドーパミン神経も反応しなくなってきてしまいます。
机に向かう習慣がついてきたら、子供の「学習の中で起きる変化」についてほめるようにしましょう。「今回は努力したらかいい点だったね」など。
ちなみに・・・難しいことを申し上げると「万能感」が必要なのは、子供だけです。
大人は必要ありません。
万能感が崩れていくことを感じることができるのが「大人になる」ということです。
集中力を維持させ、「快」をくすぐる
勉強に心が向いたところでも集中力というのは一般的に15分ほどで低下してしまうものです。
しかし、環境を変えるとリセットされて再び集中力が高まるようにできているので30分ごとに教科を変えていけば集中力を高い所で維持できるでしょう。
また短期的目標と長期的目標を決めるとモチベーションも上がります。短期的な目標とは「ドリルを毎日1ページやる」など、長期的目標は「将来○○になる!」といったもの。
子供が「世のため人のためになりたい」といったら思い切りほめてあげてください。大人もそうですが、脳には誰かの役に立つ、世のために何かすることを「快」とする機能があるのでほめてやることでモチベーションがぐっと上がります。
効率的な学習方法
朝に思考力を展開させる算数、理科の勉強を、夕方に国語、社会などの暗記系の勉強が効果的です。逆に深夜の勉強は非効率であまり頭にはいっていないこともあります。それより睡眠をとって記憶を定着させるほうが効率的です。
週2、3回、30分程度のスポーツをしたほうがリフレッシュになります。
復習する際のポイントですが、目安は「直後」「翌日」「三日後」「一週間後」で、特に重要なのは「直後」の復習です。学校の授業が終わったら5分でも教科書やテキストをパラパラと読み直すだけでも効果大。
身振り手振りを加えながら暗記したりすると記憶の定着が高まる。また質の良い睡眠は記憶の定着させ、さらに昼食後に30分でもまどろむ時間があるのも良いかもしれません。
参考書や辞書などは、電子書籍より書籍が良いです。電子辞書は効率を求めるがゆえに記憶の手がかりとなる情報をそぎおとしてしまう可能性も。
試験や試合前に!
音楽は試合やテストの10分前には聴くのをやめる。自律神経の活動レベルが高まるのは音楽を聴いている間ではなく聴いた後なので直前まで聴いていると自律神経の活動レベルが高まる前に試験が終わってしまう事も!