お子さんにお小遣いを与える前に自身の金銭感覚を見つめてみる
お子さんにお小遣いを与える前にご自身のお金の使い方について振り返ってみてください。
というのは「金銭感覚」というのは幼少期に得たお金の情報について形成される傾向があり、大人になると無意識にそれを実行してしまう傾向があるのです。
下記の著書がその参考となります。
ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」
より
こちらの著書では「お金の設計図」(金銭感覚)はとくに幼児期に得た情報に基づいて形成され、それは片方または両方の親のやり方を組み合わせたスタイルに落ち着く傾向があるといいます。
思考は過去の経験や教育できまるという観点から、お金を扱うときにどう考えどう行動するかは「誰かから教えられたこと」であり、その「誰か」というのが身近にいる「親」となるのです。
そしてその教えられたことが幼児期の体験として脳にインプットされ、大人になり無意識のうちにこの指示に従って動いているといいます。
この無意識は深層心理に深く根づいていき、実際お金を使うときに理論などまるで意味がないものとなります。
≪親の金銭感覚を踏襲している人の例≫
「お金はいつなくなるかわからないから、楽しめるうちに楽しんだほうがいい」
→お金が入ってきても常にお金がない状態。
「まさかの時のために貯金、貯金」
→一見健全な考えですが、思考は現実化してしまうので注意。
(その正反対の例も)
「親のお金の使い方に嫌気がさし、その親に対する怒りと反抗から」
親の金銭感覚のために幼少期貧しい生活を余儀なくされて、それに怒り、反抗の意味から「出世して金持ちになりたい」とか「金儲けをしてお金に困らない生活をしたい」という強い願望をもち、仮に一生懸命働いて金持ちになっても幸せにはなれないといいます。
なぜならお金に困らない生活しいては「お金持ち」になっても、その動機が「恨み」「怒り」からきているため、お金持ちになるほど怒りが募ってしまうのです。
本当の問題は子供と親の間に積み重なった怒りを解決することが焦点になるのです。
その他様々な例が挙げられる
「お金=苦痛」(幼少期両親がお金のことでよくケンカをしていた)
→無意識にお金を手放そうとする
「お金=男」(主に父親がお金を握っていて母親は全く関知せず。母親におこずかいを求めても意味がなく、父親に頼めとなる)
→男にお金を求め、与えられたお金はすべて使う。
このことから、親自身の金銭感覚が将来の子供の金銭感覚につながる影響があると考え、
日々のお金の使い方を見つめ直すきっかけになればと思います。